Midiにも役に立つ?  クラシック音楽講座

この講座は、次のような考え方で作っております
  1. 実際にクラシック音楽を演奏している人と、そうでない人がクラシック音楽のMidiを作るときのハンデをできるだけ減らしたい。
  2. 真面目な音楽理論、曲目解説などは他のホームページに任せて、音楽に接する時に面白さを感じてもらえるような内容にしたい。
  3. Midiの作成方法などは、他にベテランの方がたくさんいらっしゃるので、演奏する側から感じるMidiの話をしたい。
  4. 形式、客観性にとらわれず、できるだけ生きた話をしたい。
  などと、言っておりますがどうなることか。要するに、クラシックのMidiは独奏曲は別にして耳コピをするのは非常に困難なことですので、だいたいの方が、スコアをたよりに作成されていると思います。が、作曲家も人間ですから間違いはあります。また、楽譜も印刷物ですから誤植があることもあります。オーケストラで実際に演奏する場合、まずは指揮者がその間違いを修正したり、団員が話し合って修正したりすることもあります。それは、ある程度の理論や経験に基づいた修正であって、意味の無い勝手な解釈による修正は許されません。例えば、今、ベートーヴェンの交響曲のスコアに指定された速度をメトロノームか何かで確認してから、CDを聴いてみてください。全く違うテンポのはずです。これは現代の演奏家が勝手に好きなテンポで演奏しているわけではありません。
  ベートーヴェンの時代にメトロノームが作られて、彼はメトロノームの生みの親のメルツェル氏と親しかったので速度指定をしているのですが、当時のメトロノームの精度のせいなのか、とても演奏できない速度指定になっていたりしています。
  また、作曲家によってオーケストレーションが下手だったり、その楽器が当時は特性が悪かったりで、今、スコアのまま演奏するとバランスが滅茶苦茶になるような曲もあります。
  実際に経験の無い方にもそういった判断ができる一助になればと思ってここを立ち上げました。ご要望があれば出来る限りお答えしたいと思いますので掲示板なりメールでご連絡ください。

講座の内容

1時間目 楽器の話


戻る